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稲作専業農家の素敵な日々

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耕すこと

 27日 (月)

 冬型気圧配置で時雨れる。寒気が入って朝方に雷も鳴る。こういう天気のために雨でも耕せる超乾田を残してあるので、そこを耕す。固い田んぼは晴天が続くとガチガチになって深耕するのが辛いので、雨が降っていた方が快適だったりする。

 秋の耕うん深さなのだが、当地の指導では【稲わらの腐熟促進と作業効率のため5cm~10cmの浅打ちとしましょう】となっている。しかし、浅打ちだと冬季湛水の時に稲わらの浮きが凄いし、秋に浅打ちしたからといって、次の春に深く耕すかというとそうでもない。何かと忙しい春に深く耕す時間などないのだ。

 去年までは僕も超浅打ちしていたのだが、やはり作土層を確保することは重要な気がしてきたので今年は多少深く耕している。それで稲わらが腐るのかといえば、まぁ、腐るんじゃないかということで。色々と調べてみたら、岩手県の普及センターは春より秋の深耕を勧めていた。土壌深くにも微生物はいるし、寒くなっても土中は0℃以下にはならないので多少なりとも分解は進むと。なるほど。



 28日 (火)

 昨日に続いて時雨模様。雨も強いので床屋に行ったりして、トラクターに乗るのはやめておく。


 29日 (水)

 晴れる。

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 家から近い田んぼなので、お昼は田んぼにトラクターを置いて、自分は歩いて帰る。で、午後にまた歩いて田んぼまで行く。面倒といえば面倒なのだが、歩くことで気づくものがある。今日は風が強いとか、竹やぶのざわめきとか、赤とんぼが意外と多いこととか。

 夜は小学校の統合説明会に参加する。統合予定は33年度。ウチの子供たちが小学校に入学して、その途中で統合になるので我が家はリアルタイムの当事者になる。これは貴重な体験だ。父は集落の区長ということもあるので、父と2人で小学校に行く。僕は小学校に初めて入ったのだが、父と奥さまの母校なわけだ。まだ先の話なので説明会というほどのものでもないし、参加者も10人程度しかいない。


 30日 (木)

 晴れ。終日トラクターに乗る。柔らかいし雨水もたまっているのでロータリーの回転をギリギリまで下げて土を練らないようにする。

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 あっという間に日が暮れる。

 今日これをしていくらになるという仕事でもなし。米価が安くてコメ農家は廃業の危機なのかもしれないが、土は肥やしておかなければ良い稲は作れない。米価安にTPPも絡んでくれば経営体として生き残りをかけた戦いが始まるだろう。でも、経済ベースで生き残りをかけなくてはならない穀物生産というのも何だかバカらしいではないか。

 仮に生き残ることもできずに借金ばかり抱えて大破産したら、せめてあり余るコメを途上国で飢えた子どもたちに食べさせてから廃業したいものだ。そう思うと、これは何としても生き残ってやるぞと。

 農家の自殺増加中? 知人「彼らは、国に殺されたようなものだ」 記事リンク

 いつか必ず終わりは来るのだから、急いで自殺することもないと思うのだが・・・。 

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集まりやら消防やら色々

 CREAMのベーシストだったジャック・ブルースが亡くなったらしい。享年71歳。ロックレジェンドがまた一人ブレイクスルー。ジム・モリソンが「ブレイクスルー・トゥ・ジ・アザーサイド」と歌ったけれど、それは一体どこのことなのか。

 僕は「今ここ」しかないだろうと思う日々なのですが、お恥ずかしながら「ここではないどこか」に憧れた日々もありました。しかし、「ここではないどこか」を願う心は「どこでもないここ」を手に入れたい心なのだと思います。変わるべきは場所なのではなく、いつだって自分自身なのだと。ロックを聴くことは少なくなったけれど、ロックはそういうことを歌っていたのだと、年齢を重ねるごとに強く感じています。

 「no where」(どこでもない)は「now here」(今ここ)であるという、素晴らしき綴りのマジック。



 24日 (金) 

 終日田打ちする。早めにあがって、夕方から集まり。その後、市役所の農水課との懇親会。1次会、2次会、3次会と、気付けばもう深夜1時を過ぎている。代行運転に同乗して帰宅。

 車を降りて家の前まで歩く。街灯の明かりが木に隠れると、夜空の星ばかりが目立つ。今までもこんな星が見えていたのだろうかと驚きながら空を見上げると、流れ星がとても長い尾を引いた。

 明日の朝は起きれないだろう。



 25日 (土)

 お昼前まで寝てしまう。そういう日だってあるだろう。

 奥さまがパン教室の先生をやりに出かけたので、午後から娘を体操教室に連れて行く。それから帰宅すると、どうやらトラクターは父が乗って行った気配だ。娘がゲームセンターに行きたいというので、まぁたまにはいいだろうとイオンに出かける。

 ゲームしたり、ミスドで一緒にドーナツを食べたり。それからツタヤに行ってプリキュアを借りてあげる。さて、僕も自分は何を借りようかとワクワクしていたら、奥さまから「歯医者だよ」とメールが入る。定期検診のことをすっかり忘れていた。娘は歯医者に一緒に行きたいと言うのだが、そういうわけにもいかないので家まで送り、また出かける。新しい虫歯もないので、いつも通りに歯をクリーニングしてもらう。スッキリした。

 夜はパソコンを娘のDVD鑑賞に取られたので読書をする。

 
わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女
(2013/12/03)
マララ・ユスフザイ、クリスティーナ・ラム 他

商品詳細を見る

 先日ツタヤで買っておいたので早速読んでみる。

 僕たちが「生きる」と言ったり、「自由」と呼んだりするもの。日本のような人道的世界が当たり前なのではないということを改めて思い知る。日本にしてもどこの先進国にしても先人の争いの果てに築かれた平和や自由で、精神的には文明の最高到達点であるはずなのだが・・・。



 26日 (日)

 朝から消防。フェスティバルという名の全体訓練。放水や行進など。天気が良くて暑い。昼過ぎに終わる。

 午後は肥料散布機を外してから田打ちに出る。父が小さいトラクターで残りのケイカルを全部振ってくれたので、重いだけの散布機は外します。明日は少し雨が降りそうなので、ぬかっている田んぼを先に耕す。ぬかっているので低回転の高速走行で株をコロコロと起こすように走る。

 夜はCREAMを聴いて過ごす。


 エリック・クラプトンもそろそろか?と思うと淋しいですね。

 
 

  

田打ちと太陽の公転など

 曇りのち晴れ。農協に栽培記録簿を提出して、それから水のたまった田んぼを回り、鍬で溝を作って排水させる。明日からもしばらく天気が良いので少しでも水抜きしておけば乾きが早いだろう。

 隣の集落にお借りしている田んぼの向かいの畑に地主のお婆ちゃんがいて、お互い「今年もお世話になりました」などと、色々と話をする。ついでに来春のあぜ塗りを頼まれる。それから軽トラにケイカルと自転車を積んで、隣の隣の集落まで行き、1度自転車で帰宅。途中で隣の集落の方に会って、久しぶりに色々と話をする。稲は中規模でそこそこやっている方なのだが、「やめたらお前のとこにやるから、俺を作業員で使ってくれ」などと、半分冗談のような本気なようなことを言われる。

 米価安は深刻でございます。

 午後から田打ちに出る。と思ったら、ロータリーが上がらない。手動スイッチだと上がるのだが、ポジションレバーだと上がらない。農機具屋さんに電話したら「外の手動ボタンの電機系統じゃないか」と言うので、フェンダーの上に付いている上下ボタンをガチャガチャ押してみる。すると上がった。上がったのだが、ボタンを離すと下がってしまう。どうやら下げボタンが効いてしまっているようなので、下げボタンを連打すると直った(笑)。怖いので油圧ロックをかけて田んぼまで移動する。走行中に下がったら大惨事だろうに。

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 秋はすぐに日が暮れる。もう1周というところでどんどん暗くなる。真っ暗になるまでやるよりも、早く帰って子供らとお風呂に入った方が間違いないので、中途半端で投げ出して帰宅する。


 夜は宇宙の動画を見て過ごす。(笑)



 ふと、太陽の公転が気になった。太陽が銀河系を公転しているイメージがつかめないので調べたら動画があった。これは公転する太陽の周りを回る太陽系の星の軌道なのだが、なるほど、螺旋になるのかと。動画の始めに普通のイメージの軌道図が出てくるのだが、まぁ、普通はコレですよね。



 何というか、この螺旋軌道は衝撃的でした。何がショックって、地球が1年で太陽の周りを1周するからといって、宇宙の同じ位置に戻ってくるのではないということ。宇宙の中にあっては、何事も繰り返されてはいないし、何事も巡ってはいないということ。まぁ、それはこの地球上の1日1日にしても本当は同じことなのだが・・・。


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 何を見ても、その奇跡的な構造に目眩がする・・・。





 

 

 

秋起こしとスキー場の準備が始まることなど

 色々と思い出しながら5日分。


 18日 (土)

 昨日は飲み会で帰りが遅かったけれど、まぁ普通に起きる。前なら昼まで寝ていたことでしょう。

 秋起こしを始める。田んぼを耕すことですが、事務的には耕し起こすで「耕起(こうき)」と書くので、田んぼを耕すことを田起こしと言います。が、この辺では「田打ち」と呼んで、なおかつ訛るので「たぶち」。田んぼを「ぶつ」ので田ぶち。

 ということで、ぶち始めます。

 毎年、ケイ酸を補給するためにケイカルを反当り100キロ入れてます。全国的に低コストと省力化で地力が落ちてきていると言われるので、経費はかかるけれど手遅れになる前に何らかの地力増進の心がけは必要だろうと思う。なので、稲わら鋤き込みも兼ねて真面目に秋起こしするわけです。

 ま、秋に耕しておくと春に楽々耕せるので、1番の目的は春の時間短縮のためだったりするのですが。

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 砂状ケイカルなのでロータリーの上に付けた肥料散布機で楽々散布。ただ、後部が相当重くなるのでターンが辛いです。そろそろ50馬力では頼りなくなってきましたが、この上のクラスのトラクターは700万円くらいするので、今どうしても必要かどうかと考えれば、まぁ後回しですな。

 夜は奥さまが集まりだったので、何とか子供たちを寝かす。賑やかで寝ない子たちなので容易でないのですが愉快ですね。愉快なのが1番です。


 19日 (日)

 天気が良い。終日田打ち。


 20日 (月)

 今日からスキー場の準備が始まる。が、下り坂の天気が夕方まで持ちそうなのでスキー場には行かずに田打ち。お昼に帰らずにキリの良いところまでやってしまう。

 午後はホームセンターに買い物に行く。帰りにツタヤの更新をして、特に何も借りたいものがないので、なぜかユーミンの初期のアルバム3枚を借りる(笑)。音だけを聴いているとキャロル・キングを聴いているような気分になるのですが、それまでフォーク一辺倒だった70年代当時にはさぞ斬新だったのでしょう。ニューミュージックと呼ばれたくらいですからね。
 音や言葉の1つ1つに存在感があって、あぁ、音楽を聴く楽しみってこんなだったなぁと。演奏やアレンジにも耳をすませたくなる流行歌って最近はあまりない気がするのだが、自分が年をとっただけなのだろうか。ハッとするような言葉もあまり見かけない。歌手の方は、今と言う時代を何と歌えばよいのでしょう。そして聴き手は音楽に何を求めて何を見出したらよいのでしょう。わからん。


 21日 (火)

 雨。雨なのでスキー場の仕事に出る。外でカッパを着て働くというのもまた楽し。仕事があるということ、半年ぶりに会う仲間がいるということのありがたさ。久々に全身の力を使ったので20時に寝てしまう。起きていられない程の疲労というか充実感。(笑)


 22日 (水)

 今日も雨。スキー場でリフトの搬器の取り付け。

 通勤時間で渡辺美里を聴くことにする。もうほとんど死語だろうが、「ひたむき」で「まっすぐ」な歌に胸が熱くなるこの頃。斜に構えて眺める世界など面白くないのではないか。ならば、できるだけ、まっすぐに。深い意味など探さなくても済むように。



 『夏が来た』と『10years』のメドレー。『夏が来た』のサビで歌われる「生きているまぶしさ」の部分は何度聴いても幸せな気分になります。歌い手と言葉のベストマッチング。『10years』では「この先10年も」がベスト。

 自然災害の恐ろしさや日本も含めた暗澹たる世界情勢を見聞きするほど、希望の拠り所など身近なところにしかないのではないかと思う。自分が世界をどう認識するかという自意識スピリチュアルな根拠ではなく、自分と誰が共にこの世界を受け止めながら生きていくのかという生活的根拠。そういうものを自分の中でしっかりさせていくことが大切なのだと改めて思う。

集まりなど色々

 16日 (木)

 あぜ塗り機を洗って、ロータリーに付け替えて、それから田んぼを耕す。夜は激しい雷雨。


 17日 (金)

 奥さまと下の子と図書館に行き、返却してからまたたくさん借りる。4人分一気に20冊くらい借りる。お昼まで時間があるので、これから耕す予定の田んぼにケイカルを置いて回る。

 午後からは農業士会のブロック間交流。隣のブロックがホストなので、自分の地域のブロック仲間と一緒に遠征する。サトイモの選果場と柿の選果場を見学。それから交流会。2次会まで参加し、一緒に行った仲間とともに代行で帰ってくる。



実家にお米を置きに行くことなど

 13日 (月) 曇りのち雨

 台風が次第に近づく。田んぼに雨がたまってしまうとあぜ塗りが容易でないので雨が降る前にやってしまう。冬季湛水は条件の良い田んぼでしかしないので、下側(高低差の低い方)のあぜをメインに塗る。漏水は高い方から低い方へするわけですから。大急ぎで8時から初めて13時前まであちこち塗って無事終了。トラクターでの帰り道には本降りになる。

 雨が降る前にやることやったので、午後からは娘が楽しみにしていたプリキュアの映画を観に行く。3連休最終日とはいえイオン新潟南は混んでいる。僕と娘が映画を観て、奥さまと息子は館内ウロウロ。

 プリキュアの映画はこれで3回目。毎回ながら希望に満ちていて面白いです(笑)。プリキュアたちが戦う悪は人間のネガティブな面が生み出したものなので、戦いは自分自身との戦いなのです。フリーザみたいな絶対悪ではなく、ピッコロ大魔王のように善と悪が表裏一体であるがゆえの葛藤。そういう戦いであることを4歳は4歳なりに理解して楽しんでるんでしょうね。きっと。変身シーンになると「変身長いんだよね」とブツブツ言う冷静な娘が面白い。ここから学ぶ女の子ならではの正義感ってあるんでしょうね。

 夕飯は久しぶりの外食。


 14日 (火)

 朝起きると台風はすでに三陸沖へ去った後。夜中に雨が強まった時間もあったのだろうが、さっぱり気付かなかった。次第に北西の風が強まり、冬型気圧配置による断続的な雨になる。田んぼに水がたまっていてトラクターは入れないことだし、これはチャンスと思い1人で実家にお米を置きに行くことにする。

 実家の母に電話をすると、ぎっくり腰でもう3日も寝込んでいるとのこと。まぁ、ぎっくり腰はたまにやるし、父は家事ができる人なので、どちらかが元気ならば僕が心配するようなことは何もないのだ。

 会津に入ると次第に曇り空になり、郡山まで出るともう青空。

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 実家には黒猫が住んでいる。3匹目の猫だ。

 1匹目は僕が中学生の頃に母が拾ってきた猫がいて、10年くらい住んだのだろうか。ほとんど老衰のような形で死んだらしいのだが、その時の母の落ち込み様は大変なものだったらしい。それからすぐのこと、母の仕事場に同じ姿かたちをした野良猫が住み着いて、やたら人懐っこいので迷ったあげくに連れてきて、それが2代目。

 その2代目には可愛らしい友だちができて、この野良の友だちはウチでご飯を食べても住みつくことはなかったのだが、2匹でよく遊んでいた。ある日、この2匹が黒い子猫をどこからか連れてきたというのだ。子猫なのに逃げも怯えもしないでいるというので、1匹飼っても2匹飼っても同じだろうということになった。

 それから何年も2匹はケンカすることもなく仲良くウチで暮らして、少し前に2代目は死んだ。2代目の友だちも道路で轢かれて死んだ。そして黒猫だけが残った。

 母は言う。2代目が「この家なら飼ってくれるよ」と言って黒い子猫を連れてきたのではないだろうかと。


 15日 (水)

 昨夜は夜遅くまで話し込んでしまったので10時まで寝てしまう。帰省する度、もう15年も思っているのだ。実家に帰ったときは朝早く起きて懐かしい街を散歩しようと。と、思っているのだが、1度も早起きしたことがない。(笑)

 夕方には新潟に帰ってくる。今日は娘の保育園の遠足だった。おみやげに古本で買った絵本を5冊渡す。


 


  

 

秋作業の準備など

 10日 (金)

 朝方に通り雨。作業場の掃除。乾燥機の上に登ってダクトを外して掃除する。マスクをしていても粉塵で苦しい。父と年貢の配達にも行く。まぁ、今どき「年貢」とは言わないのだが、地主さんへ払う地代の現物支払分としての米のことです。年貢でしょ(笑)。地主さんは田んぼを手放しているので、コメは自分で買わなければいけないのですが、その分を貸し手(小作者)の地代から相殺する仕組みです。もちろんお客様直接販売用と同じハイグレードなお米をお配りしております。


 11日 (土)

 引き続き作業場の掃除。籾摺り機のボルトをあちこち外してエアーで吹きまくって機内の残米をかき出す。残米を残しておくと目に見えないレベルのカビ菌が繁殖するというんですね。父の世代なんかだとこの辺には無頓着なようですが・・・。


 12日 (日)

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 冬季湛水する田んぼのあぜ塗りをするので、その前に畦畔の草を刈る。どこもかしこも稲刈りの終わった田ばかり。ホッとするような寂しいような。

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 最後の1枚を刈って、自走式草刈り機を軽トラに積もうとしたとき、なんとハンドルが根元から折れた(笑)。たった3年の使用で折れるとは・・・。使い過ぎではあるのだが、今度の展示会でメーカーに言わねば。しかし、自走式草刈機ももう少し改良してもらえると使い勝手が良いのだが。

 夕方、トラクターにあぜ塗り機を付ける。爪もボロボロなので、春に買っておいた新品の爪と交換する。エンジンオイルを足したり、グリスを入れたりと、トラクターをいじっている時間は楽しい。


 さて今日ですが・・・。

 「デメリットのあるところにこそ、ビジネスチャンスがある」

 とは、ヤマト運輸の「宅急便」サービスの生みの親である小倉昌男さん(1924~2005)のお言葉です。

 いやいや、励みになります。コメの出荷金額を表にして足し算したら、とにかく減収なのです。田んぼは増えて、出荷数は去年より増えているのに減収。米価が下落の影響は凄いですね。自分自身の励まし方も色々あるけれど、これは経営の問題なので、やはり努力された経営者の言葉が一番励みになります。もちろん、そのようになれる気はしないのだが。



 

稲刈りが終わること

 6日 (月) 台風18号の影響で雨が降る

 台風関連のニュースを見ながらゴロゴロ。午後はリビングで昼寝もしてしまう。仕事をするか、でなければなにもしたくないという「つまらない男」みたいで自分自身に嫌気がさすのだが、何もしないで横になっているのが好きなのだ。(笑)

 今回の台風18号による鹿児島県の農業被害額は少なくとも約8億円だという。共済でまかなわれる部分が大いにあるのだろうが、経済としてはどうなのだろう。8億円は完全に損失されたというわけではなく、別なお金の流れ方となって地域を漂うのか。被害圃場を修繕するための道具が売れて、施設を直すための業者の仕事が増えて、・・・と。自分の仕事がなくなれば、誰かの仕事が増えるのか。うーん。

 夕方は娘を迎えに行く。


 7日 (火) 台風一過で午後から晴れる。

 午前中は雨が残る。午後から稲刈りをして、今年の稲刈りも無事に終わる。米価は下がり、個別保障は半額になり、大幅減収は免れないわけだが、それでも無事に23町歩の稲を各品種とも刈り遅れることなく作業することができた。大きな事故も怪我もなく、来年の見通しだって立てることができる。

 災害で何もかも無くした人があるというのに、どうにもコメ農家は自分たちだけの暗い話ばかりする。経営体としては死活問題ではあるのだが、本当に死ぬわけではないのだ。死んだら終わりぜよ。本当に暗い話ばかりで後継者にはたまらんぜ。

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 集落内にある田んぼが最後。婆さんの畑の隣なので、隣では婆さんがサトイモも掘っている。せっかくなのでサトイモのあれこれを聞く。ウチの婆さんは我が家が破産したってこの畑で自給自足できるのではないか。最近は耳がめっぽう遠くなってきたけれど、こうして余るほどの野菜を作り、自分で自転車に積んでは売り歩いている。それはたぶん立派な人生なのだ。


 8日 (水)

 最後の籾摺りをして、集荷にきてもらったり、片付けの準備をしたり。30キロ袋の総数は4122袋。フレコンパックだったら楽だろうにと思うのだが、この情勢で個人農家がそこまで投資するべきなのだろうか?本当にこれからは数や面積で勝負する時代なのだろうか?

 夜は読書。白石一文の「神秘」を読了。ネット上の書評では「出来過ぎた話」と書かれているが、誰の人生だって肯定してみれば出来過ぎた話なのではなかろうか。僕にしたって自分の子供たちの顔を見ると、これまでに出会って別れてきた人たちのことを思うのだ。無限のような目まぐるしい選択の中、僕はなぜか妻と出会い、知らぬ土地にまできてコメ農家になった。大変な事ばかりだった(これからも大変な事ばかりだろう)けれど、そのどれもが良い経験ばかりだった。その大変さの全ては僕を大人にさせてくれたし、親にもさせてくれた。もう一度あの岐路に立たされたとしても、僕は同じ道を選ぶだろう。僕はここでこのように生きるべきだったのだと思うほど、それは本当に「出来過ぎた話」だったのだ。

 自分の選択を肯定すると、気持ちは本当に楽になる。あり得たかもしれない別の人生などないのだろう。出来れば30年後も同じ気持ちでいたいものだ。


 9日 (木) 

 片づけなど。昨夜の皆既月食は娘が一番楽しんでいた。


 さて、今日のお言葉は・・・。(笑)

「アイデアの良い人は世の中にたくさんいるが、良いと思ったアイデアを実行する勇気のある人は少ない」

 とは、ソニーの創業者の一人である盛田昭夫さん(1921~99)のお言葉です。



 最後は皆既月食にかけまして、ブラックモアズナイトの『シャドウ・オブ・ザ・ムーン』をお楽しみくださいませ。ディープ・パープルのリッチー・ブラックモアさんの素晴らしき老後です。

  

  

娘の運動会があったことなど

 2日 (木)

 稲刈りや籾摺りなど。「あきだわら」が青い。笑ってしまうほど青い。水分が30%近くあるのは切ないですが、こういう潰れない晩生品種って作業計画として大事だなぁ、と思います。 


 3日 (金)

 雨が降る。稲刈りができないので籾摺りも休憩。奥さまと娘が大量に借りている本を図書館に返しに行く。ついでに自分の本を借りる。農業関係の本を7冊ばかり。


 4日 (土)

 午前中は娘の運動会。家族で応援というか見学に行く。午後から稲刈り。


 5日 (日)

 午前中は消防。父は稲刈り。消防が終わった時、今日は消防に来なかった農機具屋のせがれさんから電話があり、「で、コンバインどこに持っていけばいいですか?」と。僕は「へ?」と思ったのだが、どうやらウチのコンバインが壊れたので、代わりの実演機を運んできてくれたらしい。

 今刈っている田んぼは道路から見えるので、消防小屋に戻る途中にチラ見すると、まぁ確かに壊れたらしい状況になっている。(笑) とりあえず消防服のまま田んぼへ行って、まぁ、雨が降りそうだからこの後の作業を軽く父と打ち合わせ。

 13時まで色々とやって雨が降ってきたので作業終了。お昼を食べる。

 少し昼寝も。17時前から子供たちとお風呂に入って、夕飯は今季初のおでんを食べる。うまい。今日は寒い日だった。

 今日刈った籾が35%も水分があったので、夜に乾燥機の灯油を入れに行く。さすがに途中給油しないと空焚きしてしまいそうだ。



 さて、今日のお言葉は・・・。

「いつかは誰かがやらねばならないことがある。だからうちがある。」

 とは、元サントリー会長の佐治敬三さん(1919~99)のお言葉です。

 これはこれから田んぼを続けていくうえでも励みになる言葉です。


 
 白石一文の「神秘」を少ずつ読んでいる。今の所は面白い。



 


「あきだわら」の稲刈りを残すのみになりました

 コシヒカリの稲刈りも無事に終わり、あとは3町ばかり植えた「あきだわら」の稲刈りのみ。この「あきだわら」は西の品種(と書いたが、茨城県での誕生でした。適地は関東以西ですが、新潟県も産地品種銘柄指定。)なのだが、新潟県でも流行ってきたようで、周りでも作付けしている方が増えてきている。

 多肥栽培による多収品種で倒伏にもめっぽう強く、主に加工用米として栽培されるのですが、コシヒカリの刈取り後からが「あきだわら」の刈取り適期なので、収穫作業の時期を分散できるのが最大の利点であります。ですが、加工米を最後に持ってくるというのは規定出荷数の調整がわずらわしく、足りない分は一般米用の「こしいぶき」や「コシヒカリ」を身代りに出さなくてはならないので、そのために先のコメを保管しておかなくてはならないのが欠点です。

 出荷日は毎日ではないのに、毎日コメを積み上げていますから、だんだんコメの置き場がなくなるわけです。

 そんなわけで「あきだわら」を刈り始めたのですが、まだ水分が29%もありました。(笑) これでは乾燥機の灯油がもったいない。何か他に加工用の早稲があればよいのだが。


 昨日から始めた経営者の名言コーナーですが・・・。

 「不平はエネルギーだ。人間は不平がなければ、働く意欲を失ってしまう」

 とは、藤田観光の事実上の創業者で元社長の小川栄一さん(1900~78)のお言葉です。

 育児で例えるなら「子育ては親育て」と、デートでなら「今度こそ」と(何を?)、夫婦でなら「100の不満を探して心でつぶやく暇があるなら、たった一つでも褒める言葉を口になさい」といったところか。まぁ、つまりは明日につながる何らかの気持ちですね。(笑)


 10月になりました。僕は稲刈りから就農し、今年で8回目(と書いたが、7年目だった。)の稲刈りです。あと30年は元気に動けるとして、自然災害を避けられたとして、あと30回しか稲作ができないのだ。その間、秋もあと30回しか巡らない。季節は巡るとはいえ、時間は真っ直ぐに過ぎてゆく。季節は巡るが僕自身は巡らず、しかしまた誰かのものとして命は巡る。そういう気分で営む生活から得られるかもしれない優しさなり、強さなり、娘や息子を通じてまたどこかへ巡るとよいのだが。



 秋にピッタリのFAYRAYの神曲でございます。4分9秒からの間奏のピアノに妄想が止まらない。想像の翼ですな。「花子とアン」が終わってしまって、少し心にすきま風。




 
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