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稲作専業農家の素敵な日々

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田植えを始めること

  田植え始めました。どうせなら朝っぱらから植えてやるぞと、気合を入れて4時起き(笑)。昨日の夕方に父が軽トラのアルミコンテナに苗を積んでおいてくれたので、4時半過ぎから植え始める。5時を過ぎたころから集落の人たちも自分の田んぼに行くために行き来する。皆が「おい、早いな」といった表情で通り過ぎる。途中で父がもう一台の軽トラに苗を積んで持ってきてくれる。軽トラだけ置いてすぐにどこかに行ってしまったが、とても助かる。ありがたい。

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 僕が早起きしてもしなくても、朝日が昇るその時がある。早起きの徳というのは巡る世界の気付きにあるのではないかと。

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 日中は奥さまが苗運びをしてくれたのではかどる。

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 家の裏の田んぼ。

 移動はしたものの、大きめの田んぼなので17時までに4枚で2町5反ほど植えることができた。途中で植え付け爪が固い何かに当たって変形してしてしまい、植え付け不能になって1時間作業ができなったのですが、農機具屋さんが予備の爪を持っていたのですぐに呼んで交換してもらいました。植え付け動力のクラッチからガンガン異音がしたので、これは初日から入院かと焦りましたが、よかったよかった。可動部に負荷がかかると破損を防ぐためにクラッチが滑るんですね。ガンガンいう異音はそれでした。

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 少し早くあがり、田の水を止めるついでに畦畔を一周歩く。日が暮れると蛙の大合唱が始まり、家のガラス戸を開ければいつでもそれを聴くことができる。



 
 
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田打ちが終わり、代かき開始。明日から田植えします

 28日 (火)

 となり集落の村中(むらなか:集落のど真ん中)にトラクターがいるので早朝から大騒ぎするのはやめておく。農家ではない人には朝の5時のトラクターの音はただの騒音です(笑)。なので、もう一台の代掻きトラクターに乗り自分の集落の外れにある田んぼの代掻きをする。

 父が荒代をかいていてくれたのだが、自分で前の工程をやっていないと土の状態の想像ができない。できないので最初の直線で色々と試す。自分で荒代をかいていれば、次はこのくらいで十分だろうとか思うわけです。

 日中は田打ち。移動移動で夕方前に終了。トラクターと肥料散布機を高圧線洗浄機で洗う。最近のロータリは後ろのカバーを上げた状態でロックできるので洗いやすいです。でも草絡み付き防止棒はいらんな。使ってすぐに見事に折れた。


 29日 (水) もうずっと毎日晴れ。

 朝から田植え機を出してエンジンをかけて空回しする。回すと植え付け爪がギチギチするのでオイルスプレーを塗りたくる。

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 日中は代かき。クローラを乗った後にタイヤを乗ると、こんなに動きやすかったのかと再発見。クローラだと前後進や主変速の切り替えにタイムラグがありすぎるのが気になるところ。仕方ないのかしら。

 湿田耕うんした田が多いので粘土っ気が出てしまい、なかなか手強い。油断するとタイヤ跡も消えない。こうなると動力回転500回転欲しいので1速PTOでエンジン全開にしたらうるさい(笑)。久しぶりにエンジン全開にしたら本当にうるさい。うるさくてたまらないし、ターン時にタイヤにかかる衝撃も大きい。なので2速PTOでエンジン1600~1700回転まで落として代かきする。快適だ。

 とにかく土がこなれないのでタイヤ跡が残らないように思いきり深くして作業。土が高いところはさらに深くして鎮圧するように走る。

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 夕方、家の裏手の田んぼに田植え機を運ぶ。


前半戦ラストスパート

 26日 (日)

 5時過ぎから父と種まきする。朝食を食べて10時までやって、今までのトラクターにハローを付けて、それから田打ちへ出る。午後は最後の田んぼで燃料計がゼロになる。新しいトラクターは「給油してください」と表示が出て、ピピピと警告音もなる。気が散る。わかってるわ。(笑)

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 何とか終えて次のエリアに移動。最初に軽トラを置いた場所まで歩く。すっかり日が暮れる。


 27日 (月)

 早朝から終日田打ち。父が荒代かきを何枚かやってくれる。明日で田打ちが終わりそうだ。

作業が遅れているのか、苗が育ちすぎているのか

 24日 (金) 晴れ

 東京に滞在中の母を迎えに行くために父が早朝から外出。父がいないので苗の水やりやらハウスの様子を気にしながら田打ちに出る。朝と昼に水をしっかりやって換気もしてきたとはいえ、トラクターに乗っていても気になって仕方がない。3時に1度様子を見に帰り、また夕方にハウスを閉めに帰り、もう一度田んぼに戻る。

 一人では作業不能な経営状態であることを感じた1日であります。


 25日 (土)

 5時半には出たような。代かきしている人もいて、何となく焦る。耕起そのものはあと5町くらいなのだが、田んぼは細かく範囲も広く、肥料散布機も使うのでなかなかはかどらない。とはいえブロードキャスターや動力散布機で肥料を振るよりは、耕起同時散布の方が移動が1度で済むのです。

 でも、コシヒカリに限って言えば肥料散布機で有機肥料を入れて、父が1発肥料をわずかに動散で入れて、なおかつ田植え時に側条ペースト肥料を入れるので、3度手間といえば3度手間なのですが。(笑)

 ま、同じ肥料を1回でドサッと入れるよりは別々なものを入れた方が稲にはよい。よさそうだ。有機で土作りを、1発で持続性を、側条で即効性を。去年のフェーンで周りの誰もが収量激減だったのに、我が家の稲は実は大丈夫だった。要因はいろいろだろうが。

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 代かきのためにあちこち水を入れ始める。苗はいつでも植えれそうなのだが・・・。

 



 

 

種まきやら色々と

 21日 (火) 雨

 父と種まきする。5時に起きるつもりが6時になってしまう。勝手口から外へ出ようとすると父と出くわす。心配になって僕の様子をうかがいに来たのだろう。ふふふ。

 
 22日 (水) 晴

 昨日の雨で田んぼが湖。朝6時から田打ちに出る。本当は5時前に出たいのだが、なかなか。夕方までやって、それから作業委託が入ったので遠くまでトラクターで自走して移動する。クローラで30分以上走るのはつらい。


 23日 (木) 晴

 委託された田んぼの田打ち。少し早く起きれたので6時前に家を出る。肥料散布も同時なのだが、反80kg入れる時の設定ベストポジションを見つけるのに苦労する。自分の田んぼなら入れ過ぎても足りなくても差し支えないけれど、お客様ではそうはいきますまい。細かい田んぼばかりなので手間取る。

 夕方前に終わったのでトラクターを運んでもらう。続けて暗くなるまで田打ち。隣の集落なのだが、他に動いているトラクターがいない。いないと思ったら村祭りでした。


田打ちすること

 18日 (土)

 5時起きでトラクターに乗る。1ヘクタール区画(縦200メートル×横50メートル)続きなのではかどる。19時近くまでやって約3ヘクタール。浅起こしならもっと高速作業できると思うのだが、やはり丈夫なイネには深さが必要なのかもしれないと改めて感じている。
 もっとも秋耕起&冬季湛水でぬかるんでいるので盤まで沈む。盤まで沈むということは盤ギリギリから起こさないと代かきの時に土がこなれない。毎年そんな状態なので作業には手間取るのだが、イネはよく育つし雑草も少ない。なので、効率ばかり優先にもできないのです。
 いつもなら秋は浅起こしなのですが、今回は秋に深く耕しておいたので深さが楽に確保できている気がします。秋は浅くして、春に少し深くしようと思っても固い土に爪が当たるので車速が上げられない。ならば秋に深く耕してしまえと。春先の田んぼの乾きは悪いですが、その分粗く早く起こせるので楽ですね。うーん、結果的に効率的なのか、どうなのか。


 19日 (日)

 ちょっと寝過ごして6時前から始めたような。移動が多いので移動先に自転車を投げてきて、それから軽トラまで戻る。ロータリの上に付けた散布機で肥料を散布しながらなので、肥料を乗せた軽トラが必要なわけです。

 あぜ塗りの時に近くの他の人が「俺のとこも塗ってくれ」というので塗ったのだが、そのお礼に釣りたての鰆(さわら)と缶ビール1ケース持ってきてくれた。田んぼで頂いたのだが、鮮魚はさすがに不安なのですぐに家に持って帰る。奥さまが三枚に下ろして調理してくれました。

 そんなことがあったり、移動したり、散歩途中の方と会話したり、なので意外とはかどらない。(笑)


 20日 (月)

 6時過ぎまで寝てしまう。布団の中でどうしようか迷ったのだがトラクターも近くにあるので出ることに。機械作業は朝食までの1時間でもけっこうはかどるのだ。昼から雨が降り出す。降ったりやんだり。肥料散布機も多少の雨なら詰まらないので気にせずやってしまう。父がたまには早く上がればいいというので、ほどほどにしてやめる。久しぶりに子供らと風呂に入る。

終日田打ちすること

 朝の4時にお腹が痛くて目が覚める。飲み会の最後にラーメン食べると必ずお腹を下します。今回は1日遅れで来ましたが。(笑)

 そのまま夜明けを待って田打ちに出る。移動移動で大きい田んぼへ。

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 雨が降ってみるみるうちに水がたまる。代かきではありません。こんな状況でも平気で耕すのは僕ぐらいか。あたりを見回しても動いているトラクターを見かけません。

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 しかし、振り返ればこの通り。意外と練らないものです。新しいトラクターなので最適ギアを探すと、エンジン2100回転のPTO1速480回転、中速の2速で車速1.8キロ。低速の8速でもPTO530回転くらいにエンジンを回せば1.8キロになるのですが、これではロータリが回り過ぎ&燃費が無駄。ぬかるみMAXなので低回転のほうがスイスイ進みます。ただ、ターン時にわざわざ低速ギアに入れ替えるのが面倒ではあります。

 水は表面にしかないので、早く粗く深くサッと起こせば土を練るのを最小限に抑えられます。

 日が暮れるまでひたすら耕す。

祖父の葬式で帰省することなど

 13日 (月)

 午前中に父と種まきする。午後から実家へ帰省。雨の高速道路を走る。幼なじみの友人が新築で家を建てたので、ビール1ケースをお祝いに持っていく。夜は父と母と明日の葬式のことなど話をする。


 14日 (火)

 朝から雨。6時から納棺するというので早起きして母の実家に向かう。色々ともめ事がある。カラマーゾフの兄弟の一場面のような騒ぎ。15時過ぎに葬儀場を出て家に戻り、それから新潟へ戻る。行きも帰りも雨の高速道路。疲れる。

 いとこ達と子供の頃以来に会話をした。近い親戚は皆、良いところも悪いところも少ずつよく似ている。母の家系は気が強い人がほとんどだと思うが、そうではない穏やかな人もいる。気性の激しさは遺伝として僕にも受け継がれているのがよくわかるのだが、だからこそ荒い部分が出過ぎないように抑えることもできる。何もかもぶち壊すような激しさは僕自身のものではなかったというのは面白い。性格は確かに遺伝しているのだ。


 15日 (水)

 田を耕す。午後は組合費の集金に回り、それから田んぼへ。急に雨風が強まる。夕方から用事があるので雨がひどくなるまえにやめて、肥料散布機にシートをかける。だいぶ雨にぬれる。寒い。

 夜は青年部の会議兼飲み会。2時に帰宅。


 16日 (木)

 起きれない。15時まで寝てしまう。奥さまにも呆れられる。いやはや。カロリーメイトがあったのでそれを食べながらトラクターまで車で向かう。4反ばかり耕して、帰ってきてから苗箱を出す。

 いい加減な自分の性格を実感するのだが、今日は休日だったのだと思うことにしよう。自己嫌悪するほど自分を憎んでもいないし、奥さまに当たり返すほど奥さまを憎んでもいない。こういう日もあるのだ。人の欠点に点数をつけたりつけられたりするために生きているわけでもあるまい。


 死んだ祖父がどこで生まれたのか母も知らなかったようだ。

 一人の人間が子を残すことで始まる命の連鎖がある。親の親、そのまた親と、誰が欠けても自分はいないのだ。その連鎖の一部分でしかない自分。親族を見渡すと誰かは自分によく似ている。いつかは皆が順番に自分の番がくる。皆が必ず死ぬのなら、生きている今、人に優しくしない理由など見つからないではないか。


用水の江浚いとゴミ拾い、集落の花見

 朝の6時から用水路の江浚いをする。集落をまたいで流れる小さい川なのだが、長い距離の割には地先管理者が4件しかいない。他の集落の方々と僕を含めて4人で川歩きをする。寝起きのスコップ作業はハードです。

 線路の下をくぐって低湿地を抜けて視界が開けると、辺り一面の春霞。8時に終了。

 長靴が埋まってしまったのでシャワーを浴びて、急いで朝食を食べる。集落センターに農家組合からのビール1ケースを配達し、9時からのゴミ拾いに娘を連れて参加する。10時に終了。

 天気が良いので苗を入れたハウスのビニールを開けて、11時から集落の花見。色々な人と話もはずんでビールがうまい。奥さまの手作り弁当もうまい。お開きしてから炭火焼の残り火で2次会。夕方から隣の消防小屋で3次会。20時頃に帰宅。

 父は朝早くから夜遅くまで選挙の立会いだったので終日不在。父がいないので花見の間に2回ほどハウスの様子を見に家に戻る。

 せわしくとも充実した休日でありました。


耕すこと、種まくこと、散る命あること

10日 (金) 曇り

 午前中は田打ちする。昨日今日と天気が良いので、昨日は割と乾いている田を、今日はぬかるんでいる田を耕す。昨日の帰り際に鍬とスコップで排水溝を掘っておいたせいか、水はすっかり落ちていた。夜中に風が吹いていたのかもしれない。水があっても構わないのだが、できれば水はないほうが良い。

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 後輪のクローラーのおかげで田んぼに大穴を開けることなくターンできます。

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 朝方、実家の母から電話がある。母の父、つまりは僕のお爺さんが亡くなったとのこと。14日が葬式だというので前日のうちに田舎に帰ることにする。

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 1回目の苗は順調。午後からは残っていたあぜ塗りをする。



 11日 (土) 雨が降る

 明日は集落の花見があるし、葬式に帰らなくてはならないし、ということで2回目の種まきをする。今日は予定の半分をまいたので、もう半分を明後日にまく予定。

 夕方から遠くに止めておいたトラクターを他の地区まで移動する。時速10キロ以下で走ったので30分かかる。

 それから昨日あぜ塗りした他の手直しと排水掘りをする。すっかり暗くなってしまう。泥だらけになって手作業などしたくないのだが、排水溝を作っておけば田んぼの乾きが倍違う。この春は雨が多いのでなおさら。







 

耕し始めること

 8日 (水) 全国的に寒の戻り。こちらも寒い。

 議員の先生が選挙のための演説をするというので聴きに行く。農家仲間の会社でやるので誘われたわけです。他の若い仲間も数人集まり、忙しい春を共有し合う者同士ならではの雑談で盛り上がる。帰りに仲間のイチゴハウスに寄ってイチゴを買って帰る。明日は娘の誕生日用なので奥さまがショートケーキを作るとのこと。

 農協に行って農家組合費の口座振替手続きをする。そのまま田回り。排水不十分の田を掘って水抜きする。午後もその続き。

 夕方早めにあがって床屋に行く。ずっと行きたかったのだが電話する度に予約いっぱいで機会を逃していました。入学式前だから特に混んでいたのだろうか。集落の花見に出す瓶ビールをワンケース買って帰る。


 9日 (木) 終日晴れ。

 6時前に起きて田んぼに肥料を配達して回る。寝起きで2トントラックに乗ると農道の路肩に落ちそうだ。冷え込んだので水たまりが凍っていた。

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 いよいよ耕し始める。遠くの田んぼなのでクローラー傷み防止のため農機具屋さんに運んでもらう。タイヤなら広域農道を20キロで走っていくのだが、クローラーは傷みにビビッて5キロ以上で走れません。

 夕方まで練習する。副変速が4段×主変速が8段に増えたので微妙な速度の中間があって快適だ。

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 息子は4月2日だったのだが熱を出していたので、今日娘と一緒に合同誕生会。





 

 

新車のトラクターと娘が進級したことなど

 自分のPCでは問題ないのですが、昨日コメント欄で文字が右の枠内まで食い込んで読めないというご指摘を頂きましたので、同じような状態を確認された方がおりましたらコメント頂けると嬉しいです。


 6日 (月) 

 下の子が体調不良なので娘の進級式に出席してくる。紅白まんじゅうを頂いて昼には帰宅。雨が止んでいたので歩いて帰る。

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 集落の広場の桜が咲いてしまった。日曜日の花見まで持つとよいのだが。


 午後はスコップ仕事が残っていたのでやってしまう。辺りを見回しても雨の中スコップを持って騒いでいるのは僕1人。田んぼには誰もいない。昔ながらの重労働は単純に疲れる。やれやれ。

 夕飯の用意を手伝って、いざ食べようという時に農家組合長から「いこうぜ」と電話が来る。急なのだが、これもまた可愛がってもらえてる証じゃないか。パパっと準備して計3人で飲みに出る。もちろん2人とも親の年齢でございます。


 7日 (火) 小雨

 娘を保育園に送ったあと、婆さんを耳鼻科に送る。急性中耳炎で片耳が聞こえなくなったようだ。

 それから新車のトラクターを出してきて説明書を見ながら勉強する。やるべきところにグリスをやる。午後から農機具屋さんに来てもらい、ドライブハロー用の電源をバッテリーから配線してもらう。それから前のロータリに付けていた肥料散布機の部品を新しいロータリに付け替え、散布機を取り付ける。

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 しかし寒い一日だ。5℃くらいだろうか。5℃というのは真冬ならスキー場で除雪していると汗かく暑さなのだが、春の5℃は寒い。何だかんだで夕方までかかってしまう。さっさとあがってお風呂に入ろうと思った矢先、消防の広報活動のお誘いの電話が来る。18時過ぎから30分ばかり近隣集落をカンカン鳴らしてドライブする。

 夜は溜まりに溜まった書類の整理。ほとんど1年分溜めてしまったので大変なことになりました(笑)。



 

 

雨が多く、本田仕事の見通しが立たないこと

 本田(ほんでん)とは田んぼそのもののこと。種まきだの何だのと仕事はたくさんあるのだが、雨が多いので田が乾かないことにはトラクターで田んぼに入れないのです。田は耕さなくてはならないのですが、水気が多いと土を泥にして練ってしまう。土を練ってしまうと、また晴れた時に乾いてカチカチになり、田植え前の代掻きのときに土がこなれないのです。

 しかし、田んぼがグチャグチャでもPTO1速でエンジン回転をギリギリまで落とし、エンストしない程度の低回転&可能な限りの高速走行で田を起こせば土を練らずに済むので問題ないと思います。ペチャーっと練らない限り、あとは代掻きハローでどうにかなります。ただ、慣習の常識的にはNG行為なので無理に強行はしません。若者は田んぼ仕事の基本も分からないと思われるのは切ない。(笑)

 できるだけ田を乾かしたほうが乾土効果も出るし、酸欠による初期生育不良も防げますから。でも、グチャグチャで強行したほうが粘土練りこみによる強制酸欠で他の雑草は抑えられると思います。要は機械の使い方。2速PTOでゆっくり砕土したい人には信じられない耕起方法なのかもしれません。 


 4日 (土) 終日晴れる

 昨日の大雨で田んぼは湖状態。小さい田んぼあちこちの畦畔手直しをする。一日スコップを持つとさすがに腰が痛い。あぜ塗りの時に排水口(水尻ともいう)も埋めてしまうので、それを掘って水を落とす。トラクターのタイヤの轍や秋のコンバインの深いターン跡にも水が溜まってしまうので、それを鍬で起こして繋いで水が流れて落ちるようにする。田んぼ何十枚も連続でやるとさすがに疲れる。


 5日 (日) 終日雨ふる

 すっかり疲れて8時前まで寝てしまう。無理に僕を起こさない奥さまの慈愛(笑)。しかし、隣では娘も寝坊助さんしているではないか。起こさない限りはいつまでも寝ている娘は僕に似ていると思うのだが、その図太い平穏さをたたえた寝顔を見るとお父さんは密かに嬉しいのであった。むふふ。できることなら毎朝4時から働きたいものです。

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 玄関先、蔵の前の椿が雨で落ちていた。

 次の種まきのための土をあえる。午後からは土つめ機をハウスから移動してきて、苗箱を出したりなんだりとセッティングする。適当なところまで準備して、夕方前に早めに上がる。日曜だし。

 焼き鳥が食べたいので買いに出る。ついでに酒屋で4合瓶の純米酒を買う。夕飯の時に父にも分けてあげつつ焼き鳥を食べる。それにしても奥さまの作った煮物が旨い。




 

 
 

種まきすること

 10kgの種もみで65枚の苗箱ができる。65枚の苗があれば面積にして約4反植えることができる。そして4反の田んぼからは約2000kgを玄米として収穫することができる。

 量で考えると単純に200倍に増えるわけです。

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 上の子を春休み保育に、下の子を臨時保育に預け、父と僕と奥さまの3人で種まきするつもりだったが子供が2人とも伝染病にかかって高熱状態。ならば2人でやろうと、父と僕とで終日種まき。

 朝の6時からまく。まずは最初のハウスにミルキークイーンを約500枚。

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 午後から次のハウスにコシヒカリを500枚。

  2人で作業するためには手元に全部用意しておかなくてはならないので、とにかくセッティングに時間がかかります。最初のハウスは前日に用意したとしても、次のハウスに移動するのがまた一苦労。

 種まき機の短いコンベアをアルミローラーで延長しているので、父はひたすら完成品の苗箱を並べます。で、僕は土の入った苗箱を流しながら種もみを入れたり覆土を入れたりします。今までは土つめ済みの苗箱を1パレット150枚で積んでいたのですが、今年は無理して180枚積み。なので、ハウスの中に3パレット運んでおけばこれでもう500枚手元にあります。

 既存のローテクな設備を最大に活かして何とか2人で1日1000枚まくことができました。

 まだまだ面白い発想で改良の余地がありそうだ。

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 30枚積んだ苗箱が不安定なので梱包ラップを巻いてユラユラするのを仮押さえ。慎重に運んだのですが、ついつい衝撃を与えてしまい中身の土が片寄ってしまう。一枚一枚ならし板で平らにし直すという悲惨な2度手間も発生。やれやれです。


 何だかんだと父が前もってセッティングしてくれていたので助かる。奥さまに父が頑張ってセッティングしてくれたから助かったぜ、と言うと、父は父で奥さまに僕がセッティングしてくれたから助かったと言っていたようだ。

 僕は婿なので普通に言えば義理の父と書いて義父になるわけだが、もう何年も一緒に同じ仕事をしていると何が「義理」なのだろうと思うのだ。実家の父も頑張り屋なのだが、こうして頑張り屋の父が2人もいるというのは僕自身の財産なのではないかと思う。その背中から学ぶことが必ずある。

 それらの学びを今後僕がどのように活かすかなのだが、この辺がまだ模索中です。(笑)

 

 

毎日がエイプリルフールだと思って僕は暮らしている

 4月1日 (水)

 少し寝過ごして、6時からあぜ塗りに出る。

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 ラジオではエイプリルフールならではのブラックジョークが飛び交っていて、ついつい笑ってしまう。目が覚めるぜ。

 今日は雨が降るというので柔らかい田んぼを先にやり、予報通り午後に雨が降ってきてからは固い田んぼをやる。けっこういい雨が降ってきましたが、ガチガチの乾田は土砂降りくらいのほうが粘土っ気になって良いあぜが塗れます。

 僕は手動で微調整しまくってできるだけ真っ直ぐなアゼに仕上げたいのだが、本当はグニャグニャでも良いと思っている。肝心なのは田植え後の一か月だけでも畦畔からの漏水をさせないことなので、本当に見栄えなどどうでも良いのだ。

 ただ、人は美しいものが好きなのだ。僕にしても美人には弱い。それは差別だの、上っ面だけだの、三日で飽きると言われても、美人には魅力も魔力もある。同じように真っ直ぐなアゼにだって魔力がある。最近はハーフクローラーのトラクターが主流なので誰でも真っ直ぐなアゼを塗るけれど、ぬかるんだ田んぼをタイヤのトラクターでキレイに仕上げていると、そのテクニックが知りたいと思う。

 でも、ぬかるんだ田んぼをタイヤで無理やり塗るのは僕ぐらいなので比較検討できないでいる。(笑)

 雨がひどくなって、あとは柔らかい田んぼばかり。さすがに諦める。床屋に行こうと思って電話をすると、店長も不在なうえ夕方遅くからしか空いていないという。なので、これも諦める。


 2日 (木)

 息子の2歳の誕生日。数日前まで雨が続く予報だったのだが、この高気圧の勢力が当初の予想より強くなったらしい。終日晴れ。暑いくらいだ。

 子供たちは2人とも熱を出し、午後から奥さまが子ども医院に連れて行くと、溶連菌に感染しておりました。

 隣の集落で田んぼを続けられなくなった方がいて、その田んぼを青年部仲間でもある法人のところが作ることになった。その田んぼというのが、僕のところでもお借りして作っている田んぼの隣ばかりなのだ。なので、今日はその仲間に午前も午後も田んぼで会う。会えば雑談も弾み、ちょっとした息抜きにも励みにもなる。同世代の同業者の仲間がいるというのは張り合いがあります。

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 1日スコップ仕事。畦畔を手直ししたり、水路を浚ったり。腰も腕も手も痛い。

 娘はともかく息子がグッタリで機嫌も悪い。バタバタしているので久しぶりに夕飯の片づけをしました。普段は飲むだけ飲んでも奥さまが片づけてくれるのですが、今日は来週の飲み会に向けてのポイントを貯めるべく(笑)張り切って片づけをする。

 食器洗浄機に入らない食器を洗っていると、親元を離れて暮らしていた頃を思い出す。今思えば生活はそのものは容易なはずなのに、若い僕にはどうにも耐え切れない存在という重さがあった。そんなものは観念的な幻なのだろうが、若者は生活のために生きるにあらず。

 今の僕はこの生活の中で生きて死んでゆくことに疑問を持たないので、生活は容易なのだ。疑問を持ってしまえば生活は容易ではなくなる。それがわかるから、疑いはいつも途中で止める。僕の疑問の時は過ぎて、今は回答の時に生きているのだから。そして疑問に対する回答を自己採点すると、不思議なことに加点はいつも他人から。親から、奥さまから、子供から、友達から。自分の自意識が支えている存在価値など大したことがない。

 スコップ片手にそんな取り留めもないことを考えていると、僕の毎日はエイプリルフールみたいだと思って気楽になる。重いことなど何もないのだ。

 明日は種まきだ。






 
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