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A NET ~あねっと~

稲作専業農家の素敵な日々

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稲刈りが終わること

 6日 (月) 台風18号の影響で雨が降る

 台風関連のニュースを見ながらゴロゴロ。午後はリビングで昼寝もしてしまう。仕事をするか、でなければなにもしたくないという「つまらない男」みたいで自分自身に嫌気がさすのだが、何もしないで横になっているのが好きなのだ。(笑)

 今回の台風18号による鹿児島県の農業被害額は少なくとも約8億円だという。共済でまかなわれる部分が大いにあるのだろうが、経済としてはどうなのだろう。8億円は完全に損失されたというわけではなく、別なお金の流れ方となって地域を漂うのか。被害圃場を修繕するための道具が売れて、施設を直すための業者の仕事が増えて、・・・と。自分の仕事がなくなれば、誰かの仕事が増えるのか。うーん。

 夕方は娘を迎えに行く。


 7日 (火) 台風一過で午後から晴れる。

 午前中は雨が残る。午後から稲刈りをして、今年の稲刈りも無事に終わる。米価は下がり、個別保障は半額になり、大幅減収は免れないわけだが、それでも無事に23町歩の稲を各品種とも刈り遅れることなく作業することができた。大きな事故も怪我もなく、来年の見通しだって立てることができる。

 災害で何もかも無くした人があるというのに、どうにもコメ農家は自分たちだけの暗い話ばかりする。経営体としては死活問題ではあるのだが、本当に死ぬわけではないのだ。死んだら終わりぜよ。本当に暗い話ばかりで後継者にはたまらんぜ。

2014100715370000.jpg
 集落内にある田んぼが最後。婆さんの畑の隣なので、隣では婆さんがサトイモも掘っている。せっかくなのでサトイモのあれこれを聞く。ウチの婆さんは我が家が破産したってこの畑で自給自足できるのではないか。最近は耳がめっぽう遠くなってきたけれど、こうして余るほどの野菜を作り、自分で自転車に積んでは売り歩いている。それはたぶん立派な人生なのだ。


 8日 (水)

 最後の籾摺りをして、集荷にきてもらったり、片付けの準備をしたり。30キロ袋の総数は4122袋。フレコンパックだったら楽だろうにと思うのだが、この情勢で個人農家がそこまで投資するべきなのだろうか?本当にこれからは数や面積で勝負する時代なのだろうか?

 夜は読書。白石一文の「神秘」を読了。ネット上の書評では「出来過ぎた話」と書かれているが、誰の人生だって肯定してみれば出来過ぎた話なのではなかろうか。僕にしたって自分の子供たちの顔を見ると、これまでに出会って別れてきた人たちのことを思うのだ。無限のような目まぐるしい選択の中、僕はなぜか妻と出会い、知らぬ土地にまできてコメ農家になった。大変な事ばかりだった(これからも大変な事ばかりだろう)けれど、そのどれもが良い経験ばかりだった。その大変さの全ては僕を大人にさせてくれたし、親にもさせてくれた。もう一度あの岐路に立たされたとしても、僕は同じ道を選ぶだろう。僕はここでこのように生きるべきだったのだと思うほど、それは本当に「出来過ぎた話」だったのだ。

 自分の選択を肯定すると、気持ちは本当に楽になる。あり得たかもしれない別の人生などないのだろう。出来れば30年後も同じ気持ちでいたいものだ。


 9日 (木) 

 片づけなど。昨夜の皆既月食は娘が一番楽しんでいた。


 さて、今日のお言葉は・・・。(笑)

「アイデアの良い人は世の中にたくさんいるが、良いと思ったアイデアを実行する勇気のある人は少ない」

 とは、ソニーの創業者の一人である盛田昭夫さん(1921~99)のお言葉です。



 最後は皆既月食にかけまして、ブラックモアズナイトの『シャドウ・オブ・ザ・ムーン』をお楽しみくださいませ。ディープ・パープルのリッチー・ブラックモアさんの素晴らしき老後です。

  

  
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