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稲作専業農家の素敵な日々

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耕すこと

 27日 (月)

 冬型気圧配置で時雨れる。寒気が入って朝方に雷も鳴る。こういう天気のために雨でも耕せる超乾田を残してあるので、そこを耕す。固い田んぼは晴天が続くとガチガチになって深耕するのが辛いので、雨が降っていた方が快適だったりする。

 秋の耕うん深さなのだが、当地の指導では【稲わらの腐熟促進と作業効率のため5cm~10cmの浅打ちとしましょう】となっている。しかし、浅打ちだと冬季湛水の時に稲わらの浮きが凄いし、秋に浅打ちしたからといって、次の春に深く耕すかというとそうでもない。何かと忙しい春に深く耕す時間などないのだ。

 去年までは僕も超浅打ちしていたのだが、やはり作土層を確保することは重要な気がしてきたので今年は多少深く耕している。それで稲わらが腐るのかといえば、まぁ、腐るんじゃないかということで。色々と調べてみたら、岩手県の普及センターは春より秋の深耕を勧めていた。土壌深くにも微生物はいるし、寒くなっても土中は0℃以下にはならないので多少なりとも分解は進むと。なるほど。



 28日 (火)

 昨日に続いて時雨模様。雨も強いので床屋に行ったりして、トラクターに乗るのはやめておく。


 29日 (水)

 晴れる。

IMG_6867_convert_20141030202937.jpg
 家から近い田んぼなので、お昼は田んぼにトラクターを置いて、自分は歩いて帰る。で、午後にまた歩いて田んぼまで行く。面倒といえば面倒なのだが、歩くことで気づくものがある。今日は風が強いとか、竹やぶのざわめきとか、赤とんぼが意外と多いこととか。

 夜は小学校の統合説明会に参加する。統合予定は33年度。ウチの子供たちが小学校に入学して、その途中で統合になるので我が家はリアルタイムの当事者になる。これは貴重な体験だ。父は集落の区長ということもあるので、父と2人で小学校に行く。僕は小学校に初めて入ったのだが、父と奥さまの母校なわけだ。まだ先の話なので説明会というほどのものでもないし、参加者も10人程度しかいない。


 30日 (木)

 晴れ。終日トラクターに乗る。柔らかいし雨水もたまっているのでロータリーの回転をギリギリまで下げて土を練らないようにする。

IMG_6868_convert_20141030203003.jpg
 あっという間に日が暮れる。

 今日これをしていくらになるという仕事でもなし。米価が安くてコメ農家は廃業の危機なのかもしれないが、土は肥やしておかなければ良い稲は作れない。米価安にTPPも絡んでくれば経営体として生き残りをかけた戦いが始まるだろう。でも、経済ベースで生き残りをかけなくてはならない穀物生産というのも何だかバカらしいではないか。

 仮に生き残ることもできずに借金ばかり抱えて大破産したら、せめてあり余るコメを途上国で飢えた子どもたちに食べさせてから廃業したいものだ。そう思うと、これは何としても生き残ってやるぞと。

 農家の自殺増加中? 知人「彼らは、国に殺されたようなものだ」 記事リンク

 いつか必ず終わりは来るのだから、急いで自殺することもないと思うのだが・・・。 

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東京に出かけたことなど | Home | 集まりやら消防やら色々

コメント

僕も浅耕(10㎝位)派ですね。
というか、当地の軟弱地盤・高地下水位では荒代・代掻きと繰り返すうちに、何もしなくても田んぼが深くなっていきますんで(笑)。

こちらでも少子化の影響で、小学校の統廃合が予定されています。
うちの学校は平成31年の予定で、3つの小学校での統合です。
現在最も生徒数多い学校にくっつく計画で、それはうちの学校ではありません。
予定通り進めば最後の卒業生が、うちの次男の学年になります。
うちでは三男が在学生として、該当します。

PTA会長という立場で何度も説明会には出席していますが、出席者は60代以上の方々が非常に多く、逆に若年層はまばらですね。
個人的にも統合は避けて通れないと思っていますので、通学路の安全確保や校舎・グラウンドの整備といったハード面の整備を要望していますが、年配の方々は地元から小学校がなくなるといった事実を認めたくないようです。
挙句、「一番の問題は子供云々じゃなく学校の場所だ」とまで豪語する始末。
気持ちはわかるんですが、子供たちの教育環境を一番に考えてもらいたいものです。

先日消防団の研修で宮城県に行ってきました。
南三陸町の旧防災庁舎では41名の尊い人命が失われたと聞いて、ありきたりですが言葉が出ませんでした。
庁舎が津波にのみこまれる瞬間の写真も拝見しましたが、無情にも亡くなられた方々の事を考えると、普通ということが如何に幸せか改めて感じました。

徐々に復興しているとはいえ、人々の心はそう簡単に癒されるものではないと思いますが、被災された皆様に平穏な日々が訪れるよう祈らずにはいられない視察でした。

2014/10/31 (Fri) 22:55 | kawa #- | URL | 編集

kawaさんこんばんは!

確かに深い田んぼは何もしなくても深くなるので秋耕はしないのですが、次の春はその深い田んぼたちもいつもより深く耕してみようと思います。(笑)
悪条件の深田には早稲しか植えないのですが、毎年警戒して浅打ちしていたら浅くなり過ぎてしまった感があり、紋枯れもひどく収量もイマイチなので、一度深打ちしてリセットしてみようかと・・・^^;

ウチの地区は3校あるうちのいずれかに統合先を決めていくのですが、地域から小学校がなくなることに抵抗があるという意見がお年寄りからあるようで、やっぱり「どこにするのか」という場所の問題がメインになりそうです。
当たり前といえば当たり前なのですが、皆さん自分の子供の心配が多いのです(体操着の買い替えはどうするとか、合併直後は子供が精神的に不安定になるんじゃないかとか)。でも、これって10年後、20年後の地域づくりの問題なので我が子(孫)第一の合併論はさておきにしてもらいたいと思うのですが・・・^^;

あの地震の直後は国民全体が恐れおののいたような雰囲気だっただろうと思うのですが、当事者以外はもうすっかり忘れてしまったのか、政治家はせこい問題を騒ぎ立て、卑劣な犯罪も相変わらず多くて、僕一個人としてもどういう立ち位置で生活に励んだらよいのか悩みます。

僕も福島県と宮城県の県境の海岸を震災直後に訪れたのですが、現実感がなかったですね。コンバインやトラクターや田植え機ががれきと一緒にひっくり返ってて、溺れて亡くなった方はさぞ苦しかっただろうと、それだけを考えるのが精いっぱいでした。






2014/11/03 (Mon) 00:17 | あね #- | URL | 編集

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