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A NET ~あねっと~

稲作専業農家の素敵な日々

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毎日がエイプリルフールだと思って僕は暮らしている

 4月1日 (水)

 少し寝過ごして、6時からあぜ塗りに出る。

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 ラジオではエイプリルフールならではのブラックジョークが飛び交っていて、ついつい笑ってしまう。目が覚めるぜ。

 今日は雨が降るというので柔らかい田んぼを先にやり、予報通り午後に雨が降ってきてからは固い田んぼをやる。けっこういい雨が降ってきましたが、ガチガチの乾田は土砂降りくらいのほうが粘土っ気になって良いあぜが塗れます。

 僕は手動で微調整しまくってできるだけ真っ直ぐなアゼに仕上げたいのだが、本当はグニャグニャでも良いと思っている。肝心なのは田植え後の一か月だけでも畦畔からの漏水をさせないことなので、本当に見栄えなどどうでも良いのだ。

 ただ、人は美しいものが好きなのだ。僕にしても美人には弱い。それは差別だの、上っ面だけだの、三日で飽きると言われても、美人には魅力も魔力もある。同じように真っ直ぐなアゼにだって魔力がある。最近はハーフクローラーのトラクターが主流なので誰でも真っ直ぐなアゼを塗るけれど、ぬかるんだ田んぼをタイヤのトラクターでキレイに仕上げていると、そのテクニックが知りたいと思う。

 でも、ぬかるんだ田んぼをタイヤで無理やり塗るのは僕ぐらいなので比較検討できないでいる。(笑)

 雨がひどくなって、あとは柔らかい田んぼばかり。さすがに諦める。床屋に行こうと思って電話をすると、店長も不在なうえ夕方遅くからしか空いていないという。なので、これも諦める。


 2日 (木)

 息子の2歳の誕生日。数日前まで雨が続く予報だったのだが、この高気圧の勢力が当初の予想より強くなったらしい。終日晴れ。暑いくらいだ。

 子供たちは2人とも熱を出し、午後から奥さまが子ども医院に連れて行くと、溶連菌に感染しておりました。

 隣の集落で田んぼを続けられなくなった方がいて、その田んぼを青年部仲間でもある法人のところが作ることになった。その田んぼというのが、僕のところでもお借りして作っている田んぼの隣ばかりなのだ。なので、今日はその仲間に午前も午後も田んぼで会う。会えば雑談も弾み、ちょっとした息抜きにも励みにもなる。同世代の同業者の仲間がいるというのは張り合いがあります。

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 1日スコップ仕事。畦畔を手直ししたり、水路を浚ったり。腰も腕も手も痛い。

 娘はともかく息子がグッタリで機嫌も悪い。バタバタしているので久しぶりに夕飯の片づけをしました。普段は飲むだけ飲んでも奥さまが片づけてくれるのですが、今日は来週の飲み会に向けてのポイントを貯めるべく(笑)張り切って片づけをする。

 食器洗浄機に入らない食器を洗っていると、親元を離れて暮らしていた頃を思い出す。今思えば生活はそのものは容易なはずなのに、若い僕にはどうにも耐え切れない存在という重さがあった。そんなものは観念的な幻なのだろうが、若者は生活のために生きるにあらず。

 今の僕はこの生活の中で生きて死んでゆくことに疑問を持たないので、生活は容易なのだ。疑問を持ってしまえば生活は容易ではなくなる。それがわかるから、疑いはいつも途中で止める。僕の疑問の時は過ぎて、今は回答の時に生きているのだから。そして疑問に対する回答を自己採点すると、不思議なことに加点はいつも他人から。親から、奥さまから、子供から、友達から。自分の自意識が支えている存在価値など大したことがない。

 スコップ片手にそんな取り留めもないことを考えていると、僕の毎日はエイプリルフールみたいだと思って気楽になる。重いことなど何もないのだ。

 明日は種まきだ。






 
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